書家・國廣沙織 個展『令和短歌』[3/7 – 4/9]

2025.02.02

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書家・國廣沙織 個展『令和短歌』[3/7 – 4/9]

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📜GALLERY企画展 書家・國廣 沙織『令和短歌』
 期間:2025年3月7日(金) ~ 4月9日(水) 10:00~20:00
 場所:GOOD NATURE STATION 4F GALLERY
 「令和短歌」という現代社会をテーマにしたシリーズを中心に展開。
 SNS、多様性社会を五七五七七のリズムに乗せることで千年前の百人一首に重ね合わせ、
 人間の心情の普遍性を風情とともに鋭く風刺している意欲作です。
 また、地球温暖化への警鐘として制作された新作(令和短歌の掛け軸と棗のペア)も発表。


🖌関連ワークショップ『心を文字で彩る 筆文字ワークショップ』
 日時:2025年3月15日(土) ①11:00-12:30 ②14:00-15:30
 場所:GOOD NATURE STATION 4F ワークショップテーブル
 ご予約はこちらの星印をクリック!>>

*作家経歴
 國廣 沙織 書家 / アーティスト


 1985年広島県出身、京都在住
 6歳から書を始める。2011年、書を基盤とした活動のため上京。
 2015年、ひらがなをモチーフにしたジュエリーブランドを立ち上げる。
 2019年、アーティストインレジデンス入居のため京都へ拠点を移す。以後、現代アートのアーティストとして活動中。
 京都市・パリ市共同プロジェクト”Savoir-faire des Takumi 対話と共創”
 ART FAIR TOKYO 2021
 世界文化遺産・上賀茂神社(正式名称:賀茂別雷神社)作品奉納

 WEB ▶ http://www.saorikunihiro.com/
 Instagram https://www.instagram.com/saorikunihiro/
https://www.instagram.com/hiragana_official/

 *國廣 沙織より本展覧会に寄せて
 私は、「令和短歌」というタイトルで、現代社会をテーマにした短歌を作っています。
 SNSを見ているとつい他人と比べてしまったり、会社の中で多様性を重んじるあまり本音を言いづらくなったり、

 そんな日常のモヤモヤをそのまま言葉にするのは抵抗がありますが、
 五七五七七のリズムに乗せると、どこか風情が生まれるように感じます。 

 千年前に詠まれた百人一首の歌の中にも、意外と日常の些細な(ときにはネガティブな)出来事を題材にしたものがありますよね。
 今回、GOOD NATURE STATION での個展にあたり、環境問題をテーマにした短歌も取り入れました。

  「炎天下 蝉のこえすら 黙りぬる 神のいましめ 地の行く末や」

 温暖化による異常気象で四季のバランスが崩れつつある現状に、不安と警鐘の思いを込めた一首です。
 会場では、このほかにもさまざまな短歌を展示しています。ぜひ実際に読んでいただき、共感していただけたら嬉しいです。

* * *

持続可能な循環型社会の実現を目指す当館の行動指針である「5GOOD」。本展は「GOOD for Minds」「GOOD for Earth」の観点から、芸術文化の継承と環境への意識、そして心豊かな暮らしを体現する展覧会となります。ぜひご覧ください。

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