GOOD NATURE STATIONの4階は中央に中庭が広がり、その周りをカフェ&バーやラウンジスペースが囲む開かれた空間になっています。GOOD NATURE HOTEL KYOTOのエントランスフロアでもあることから、もちろんホテルの受付もありますが、わたしたちがこの4階のフロアで思い描いているのは、宿泊のお客さまだけでなく、誰もが気軽に訪れ、心が休まる場所にすることです。
誰もが気軽に訪れる場所に
GOOD NATURE STATIONは、さまざまな商品やサービスを通して“GOOD NATURE”というライフスタイルを発信していくための場所です。1階は有機野菜をはじめとするマーケット、2階はプレミアムな美食体験を楽しめるレストラン、3階はオリジナルコスメを中心とした美の空間、そして5〜9階はホテルの客室になっています。いわば都会のオーベルジュのように、一つの建物の中で、買い物も食事も宿泊もすべてを完結することができるのです。
それらの多彩な機能が交差するのが4階です。さまざまな目的のお客さまが集い、行き交うこのフロアを、単なるホテルのラウンジではなく、もっと大きな意味を持つ場所にしていきたいと考えています。
そのモデルとなるのが施設の名前にもつながる「ステーション」のイメージです。海外では、大きな駅の場合、鉄道の乗り場としてだけではなく、周りにマルシェが広がるなど、たくさんの人が集う光景がよく見られます。私たちも、ホテルに宿泊するお客さまやお買い物の方や近隣にお住まいの方など、どなたでも気軽に訪れてもらえる場所にしたいのです。
五感で自然に触れられる中庭
それにふさわしいのが中央に広がる中庭です。吹き抜けになっており、晴れの日は太陽の光が差し込み、自然な風が流れています。ゆったりとくつろげるように置かれたソファやデッキチェアに身を預け、暖炉の火にあたりながらしばらく過ごすと、そこが驚くほど静かな場所であることに気づくことでしょう。見渡すと壁には壁面緑化が施され、都会では珍しく自然をすぐそばに感じることができます。壁面緑化に使われているのは、テイカカズラという常緑植物をはじめとした京都に自生しているものばかり。この土地ならではの自然に五感で触れてください。
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ゆくゆくはこの中庭でさまざまなプログラムを開催できればと考えています。例えば音楽の演奏会や、メディテーション(瞑想)やグラウンディングといったマインドフルネスを目指したアクティビティなど。宿泊や買い物の予定がなくても、ただ中庭でくつろいで過ごす、そんな自由な使い方ができる場所を目指しています。
自由に利用できるラウンジ
中庭の奥にあるのは、ゆったり過ごしていただけるソファ&テーブルのあるラウンジスペースです。こちらも開館時間中はどなたでもご利用いただくことができます。
こちらはショッピングの合間の休憩やお出かけの際の待ち合わせ場所として、またご友人同士でのお喋りやビジネスでの打ち合わせ、ちょっとしたデスクワークにも。思い思いの使い方で過ごしていただく場所としてご活用ください。大人数で囲めるコミュニティテーブルは、ワークショップスペースとしても使われます。
フロアの一番奥(北側)にはギャラリースペースも設置されています。GOOD NATURE STATIONで展開する商品の生産者の方についてのポップアップや、京都在住の注目のアーティストの展示など、ショッピングフロアと連動した展開で施設をより楽しめる仕掛けをたくさんご提案していく予定です。
4階が活発に利用されるようになれば、例えば地元の方々と国内外から観光を楽しみにいらっしゃるお客さまとのコミュニケーションが生まれ、よりリアルでローカルな観光情報を得るヒントになるかもしれません。そんなことも私たちが楽しみにしていることの一つです。
癒しの力を味わうボタニカルバー
ボタニカルをテーマにしたカフェ・レストラン&バー「Hyssop(ヒソップ)」もまた、さまざまな目的で訪れていただける店舗です。
夜23時まで営業しており、ランチはカラフルな野菜とお花をいただくことができる「お花畑のスープパスタ」など、また夜はハーブをふんだんに使ったお料理やお酒と共に、植物モクテル(ノンアルコールカクテル)もお楽しみいただけます。自然を感じ、植物のエッセンスを味わえる心と身体に優しいメニューをお楽しみください。
お一人、または気のおけないご友人と落ち着いて過ごすカフェとして、あるいはお仕事帰りにリフレッシュするためのバーとして。植物が持つ癒しの力を、ワンポイントでライフスタイルの中に取り入れやすいようになっています。
中庭、ラウンジ、ボタニカルカフェ&バー、そしてホテルのフロント。4階にはキャラクターの異なるエリアが、壁で区切られることなくひと続きになっています。そうすることで、さまざまな目的を持った方が集まるだけでなく、はっきりとした目的がなくても気軽にこの場所で過ごし、くつろいでいただけるようになってほしい。国も、地域も、生活習慣もさまざまな人が集うことを楽しむ「ステーション」をつくりたい。そんな思いが込められています。ぜひ思い思いの時間をお楽しみいただければと思っています。