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GOOD NATURE MARKETは、ワクワクする体験を通じて食を楽しめる場所

GOOD NATURE MARKETは、ワクワクする体験を通じて食を楽しめる場所

シイタケのプチ収穫体験や味噌玉づくりなどのワークショップ、生産者の方を招いての料理教室。開業から約2ヶ月の間に、GOOD NATURE MARKETでは多くのプログラムを開催してきました。こうしたワクワクするような体験を通して、単に商品を売るのではなく、お客さまに食をさまざまな形で楽しんでいただいただいた上で、お買いものを楽しんでもらう。それが私たちが心がけている「体験販売」のあり方です。

 

GOOD NATURE MARKETに入ってすぐ、河原町通に面した場所にあるディスプレイの足元にはこんなものが置かれています。一体何かわかりますか?

 

 

正解は醤油を作る際に必要な小麦を挽くための石臼です。かつては、農家で実際に使われていたもの。一度、どのくらいの重さがあるか回してみてください。農家の方々の仕事ぶりを体験することで、ふだん口にする食材がどのように作られるのかを想像してみてほしいという工夫の一つです。

 

 

また、大豆が発酵して醤油になる過程をご覧いただけるコーナーも。こちらではぜひ香りを感じてみてください。時間が経つにつれてどのように変わっていくかがよくわかります。このほかにも、施設から出る食品廃棄物によってできた有機肥料や割り箸を再利用してできた炭なども紹介しています。GOOD NATURE MARKETが心がけているのは、五感を通した体験によって食を楽しんでいただくこと。これらはまさにその入口です。

 

食の体験を販売していきたい

こうした仕掛けを生み出すアイデアマンの一人、マネージャーの本山喜之は、「体験販売業」という新しいマーケットの姿を模索しています。

 

本山:「大切にしたいのは、まずはお客さまに五感で体験をしてもらうこと。それを通じてものの価値を知っていただき、欲しいと思ってもらえるようにしたい。有機栽培や無添加というのはあくまで商品のスペックであって、そのことを前面に出して売ることはしません。スタッフが知識として共有し、お客さまと接する中で必要ならばコミュニケーションツールとしてご紹介すればいいと考えています」

 

MARKET中央のKITCHENで提供されるカレーやサラダなどに同じフロアで販売されている野菜や調味料を使っているのも、まずは実際に味わってみて、良さを感じてほしいという思いから。それと共に、オーガニックの野菜や果物の食べ方をお伝えするという目的もあります。無農薬で栽培されたものは、葉も皮も茎もぜんぶ食べられます。そのことを私たちが実践して、美味しく食べてもらうことで、オーガニックの本当の価値を知り、ご家庭の食卓にも取り入れていただきたいのです。

 

オーガニック野菜をより身近に。 GOOD NATURE STATIONが 生産者とともに目指すもの

 

作り手とお客さまを繋ぐ意味

このような考えに基づいて、GOOD NATURE MARKETでは開業以来、多種多様なテーマでワークショップを開催してきました。そこには参加されるお客さまだけでなく、登場してくださる生産者の方にとっても大きなメリットがあると言います。

 

 

 

本山:「作り手の話を直接聞けるのは、お客さまにとってはなかなかない貴重な体験ですし、作り手としてもお客さまの生の声が聞けるチャンスでもあります。それらに触れて、私たち売り手も知識を深め、さらに作り手と距離を縮める良い機会になっています。また、生産者の方にワークショップをお願いする時には、必ず定番商品などの納品も一緒にしてもらうようにしています。そうすることで作り手はワークショップでの収入だけでなく、商品が納品される事でまとまった収入が手に入ります。さらに、河原町通に面したMAENIWAゾーンにも出店してもらえれば、そこでも売上が立つ。私達もワークショップ目的でのお客様のご来店数の増加だけでなく配送依頼による物流コストが抑えられます。こういう試みはお互いにプラスにならないと続きません。おたがいの信頼関係を築く意味でも、事業として成り立たせるという観点でも、ワークショップはコンテンツとして重要なんです」

 

私たちは開業前から、生産者の方との「多様性のある付き合い方」を目指してきました。ワークショップによるつながりも多様性の一環であり、開催頻度を増やすことができれば、それだけ納品の機会が増えて、新鮮なものが届くことにもつながります。作り手と売り手、そして買い手としてのお客さまが直接触れ合う場所があるからこそできること。GOOD NATURE STATIONでは、今後もさまざまなワークショップを予定しています。

 

もっと気軽に楽しめるMAENIWAゾーン

 

もっと気軽な食の体験を楽しめるのが、河原町通に面したMAENIWAゾーンです。月・火曜日以外の毎日、入れ替わりでいろいろな生産者の方が出店しています。減農薬のリンゴや糖度抜群のトマト、オーガニックコーヒー、天然酵母を使った食パンなどなど。農薬不使用の国産レモンを販売した際には、お湯にレモンの切れ端を浮かべて、その香りと甘みを味わっていただきました。

 

 

 

立ち寄ってくださった方々には、試飲や試食を通して味を知ってもらうだけでなく、作られるプロセスや料理するための方法についてお話しすることができます。これまでにも「美味しかった」「次はいつ出店するの?」といったご感想が多かったことから、マーケットの常設コーナーで販売するようにするなど、お客さまの声を活かしたいい循環が生まれるきっかけにもなっています。

 

2月末には開業時に大人気だった有機菌床しいたけの収穫体験を計画しております。また3月にはこのMAENIWAゾーンを使った「器と寄り添うエシカルマルシェ」を開催する予定です。清水焼の作家の方から器を提供してもらい「ゴミを出さない屋台イベント」です。お客さまには好きな器を選び、食べた後は自分で拭き上げをお願いして返却してもらうのです。

 

単にものを売るのではなく、有機栽培や無農薬という点をアピールするのでもなく、まずは楽しく食を体験していただく。GOOD NATURE MARKETはそのための舞台でありたいと考えています。

 

 

GOOD NATURE JOURNAL編集部